常に、自分の年収は把握するようにしてください。
なぜなら、それがあなたを測る指標になるからです。
人材の市場価値とも言えます。
会社員として、会社の業績にいくら貢献しているのか算出してみてください。
営業であれば簡単に計算できるでしょう。
システムエンジニアであれば、間接的にいくら売上貢献につながっているのか、
また、成果物の価値を算出してみてください。
価値を提供して初めて、対価を得られるわけです。
起業をしてみたら、お金を稼ぐことがどんなに大変か、また、資金繰りでどれだけ支出があるのか
痛いほどにわかるでしょう。
ただ、起業をしていない会社員なのであれば、自分の価値を年収で測るために、まず年収を把握してください。
目次
あなたの給料は永遠に上がらないかもしれない。
新入社員とは、会社にとって、赤字社員であることが多いです。
特に新卒の場合は、スキルも経験もなく、会社は教育という投資をしなくてはなりません。
そして、3年ほど経ち、力をつけてくる頃合いに、
経営者として、ようやく、これまでの投資の回収フェイズに入るわけです。
給料を上げることは、単純に会社にとってのコストが増えることであり、
利益を下げるものです。経営者にとっては、給料を上げたくない。と思う人も多いはずです。
特に、トップダウンの経営体質の会社では、社長やナンバーツーあたりだけ高給取りで、豊かな生活を過ごし、現場の社員たちをぼろぞうきんのように扱うケースもあるわけです。
会社に対しての成果を残せていないうちは、給料を上げることはなかなか望めないですし、
ましてや、経営者に対して、給料を上げてくれという交渉すらできないでしょう。
あなたの給料は社長が決めてませんか?
自分の給料がどうやって決められているかよく考えてみてください。
おそらく、社長が決めているケースが多いでしょう。
つまり、社長によっては、給料を上げてくれたり、給料を上げなかったり、
社長次第なのです。社長であなたの給料は決まっているのです。
社長には、2種類の人間がいます。利益を独り占めするタイプと利益をシェアするタイプです。
悲しいことに、ベンチャー企業といわれる会社の社長には前者のタイプが多いです。
利益を還元することができるのは、中長期的に社員の幸せを考えられる仁徳のある経営者のみです。
給料を上げる3つの方法
それでは、どうやったら、給料は上がるのでしょうか。
3つの方法を紹介します。
辞めると告げる。
どんなにがんばっても、成果を出しても、いつまでたっても給料が上がる気配がない。
そしたら、経営者の考えとしては、給料を上げる気がないのか、それか、赤字社員から
ようやくこれまでの投資を回収できると考えているかでしょう。
給料は、あなたに対しての評価です。
だから、評価に満足できないのであれば、辞めればいい。
「辞めることを考えている」といわれて、初めて経営者はハッとするわけです。
このまま辞めるくらいなら、給料上げてでも、残ってほしいと思うケースがけっこうあります。
出世をする。
給料テーブルがある場合、役職に応じて、給与はステップアップしていくものです。
なので、出世をしていくことが、給料アップの最短の道になることは間違いありません。
3年後、給料をいくらほしいですか?その場合、どのくらい出世すればいいですか?
いつまでにいくら欲しいか、きちんとイメージすることが大事です。
自分の上司がいくらくらいもらっているかがとても参考になると思います。
多くの場合、そのまま同じ環境にいても、出世も見込めず、給料アップも見込めないこともあります。
圧倒的成果を出し、それをアピールする
成果を出し続けると、会社側は評価をしなくてはなりません。
もし、評価をしないのならば、その会社を去るべきでしょう。
どんなにがんばっても報われないような会社であれば、経営者の器はそれまで。
永遠にがんばっても、給料は上がらないでしょう。
もっといい会社で働くことに目を向けるべきです。
成果を出し続けて、大事なのはそれをアピールすることです。
なんなら、評価してほしい。もっと稼ぎたい。とアピールしてもいいでしょう。
自分の上司だけでなく、経営者にまで声が届くことが大事です。
なぜなら、あんたの給料を決めているのは、きっと経営者でしょう。
成果を出して、評価してくれるだろうなんてのは、甘えでしかありません。
制度が未完全の会社では、アピールしないと、評価されないことなんてざらにあります。
成果を出し続け、アピールすることで、給料アップを掴み取ってください。
3年後、どんな生活をしていたいですか?
今よりもいい生活をしたいと思いませんか?
そのためには、現金がもっと必要になるはずです。
いくら必要ですか?
年収いくら必要ですか?
数値に落とし込むことで、初めて現実感がわいてきます。
もしも、今のキャリアプランで、給料が上がることが見込めないのであれば、
いちはやく転職をしたほうがいいでしょう。
もしくは、複数の仕事をはじめたほうがいいでしょう。
待っていても給料は上がらないものです。
もし、上がるのであれば、自分の欲しい金額に届いているかシミュレーションしてみてください。
もし、欲しい金額に足りてない場合は行動を変えなくてはいけません。
社会人の3年はあっという間
3年コミットして、年収が変わらないのであれば、
その先に3年、さらにコミットしても年収は変わらないのではないでしょうか?
何も考えずに社会人生活をしていれば、時間が過ぎるのはあっという間です。
3年なんて、すぐ過ぎ去る事でしょう。
始めるのに遅すぎることはありません。
力や経験を身に着けて、さらにステップアップを目指しましょう。
自分のレベルアップに給料が追いついてこないのであれば、
転職市場で、自分の人材価値を測ってみることです。
もし、力や経験があれば、もっと評価してくれる会社にきっと出会えるはずです。
貴重な3年を無駄にしないでください。あなたのがんばりが報われることが大事です。