株式会社ZMP(ZMP Inc.)は、次世代自動車の開発用プラットフォーム「RoboCar(R)」シリーズ、センサ・画像認識ソリューション、大学、企業のエンジニア向け研究用・教育用ロボット等の製造・販売を行っているロボットベンチャー企業である。
目次
第18期決算公告
売上高 12億253万円
売上総利益 5億4,769万円
営業利益 ▲5億3,770万円
経常利益 ▲5億3,076万円
当期純利益 ▲6億9,975万円
利益剰余金 ▲18億1,301万円
決算推移
PL(損益計算書)
決算期 | 売上 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2018.12(第18期) | 1,203 | △538 | △531 | △700 |
2017.12(第17期) | 998 | △376 | △355 | △574 |
2016.12(第16期) | 985 | △122 | △101 | △363 |
2014.12(第14期) | ー | ー | ー | 89 |
BS(貸借対照表)
決算期 | 資産合計 | 負債合計 | 株主資本 | 利益剰余金 |
2018.12(第18期) | 1,589 | 472 | 1,115 | △1,813 |
2017.12(第17期) | 2,234 | 430 | 1,803 | △1,113 |
2016.12(第16期) | 1,178 | 314 | 863 | △539 |
2014.12(第14期) | 1,073 | 85 | 988 | △97 |
ZMPに出資している企業
◇2432 DeNA(合弁会社「ロボットタクシー」設立:資本金7億円、66.6%をDeNAが出資)
◇ 米インテル(出資額推定4億円:より高度な自動運転技術の共同開発)
◇6301 コマツ(推定2億円、発行株式総数に対する比率約4%)
◇6632 JVCケンウッド(合弁会社「カートモ」資本金1000万円、49%をJVCケンウッドが出資)
(ZMPの第三者割り当て増資引き受け:出資額1億円、保有株数1000株)
◇6758 ソニー(出資額1億円)
◇3132 マクニカ富士(富士エレクトロニクスが第三者割り当て増資引き受け:保有株数800株)
◇非上場 (株)エイチアイ(第三者割り当て増資引き受け:保有株数280株)
◇非上場 NTTファイナンス(保有株数270株)
◇3663 アートスパーク(保有株数240株)
◇3666 テクノスジャパン(関連会社が資本業務提携:出資額不明)
以下は投資会社
◇8595 ジャフコ(保有株数不明)
◇非上場 イノベーション・エンジン(保有株数不明)
◇4310 ドリームインキュベータ(保有株数不明)
<ZMPと協業している上場企業>
2432 DeNA(合弁会社「ロボットタクシー」設立
3663 アートスパーク(子会社の「エイチアイ」がロボット制御用インターフェイスを共同開発)
3666 テクノスジャパン(同社の関連会社が共同で人工知能プラットフォームの提供を目指す)
3676 ハーツユナイテッドGP(自動車のデバッグやデータ収集など)
4667 アイサンテクノロジー(自動運転公道実証実験で技術協力)
6301 コマツ(建設・鉱山機械の無人化・自動運転化で協業)
6632 JVCケンウッド(ZMPの子会社と合弁会社「カートモ」を設立)
6634 ネクス(ZMPの車両情報解析技術とネクスの通信モジュール技術で連携)
6758 ソニー(自動運転車両用センサー・カメラで協業)
7467 萩原電気(自動運転公道実証実験で技術協力)
7991 マミヤ・オーピー(GPS機能を利用した自律移動ロボットを共同開発)
8022 ミズノ(ロボット用シューズとプロテクタを共同開発)
9908 日本電計(ZMP社のシステム及び各種制御センサー販売)
株式を売却するケース
JVCケンウッド(6632)は6日、同社が保有する自動運転ベンチャーのZMP(東京・文京)の全株式を売却したと発表した。あわせて、ZMPとの共同出資会社「カートモ」(東京・文京)についても、JVCケンウが保有する全株式をZMPに売却したと発表した。
会社概要
商号 | 株式会社ZMP (英文名: ZMP Inc.) |
---|---|
ミッション | Robot of Everything ヒトとモノの移動を自由にし、楽しく便利なライフスタイルを創造します 。 |
ビジョン | 人型ロボット・ロボカー技術を応用し、総合ロボット会社へ |
社名の由来 | ZMPとは、ゼロモーメントポイント(zero moment point)の略で動力学的な重心位置のことを意味し、二足歩行ロボットにおいて歩行を実現させる為に最も重要なポイントのことである。 足裏上にZMPが来るように計算され、初めて歩行が実現するように、当社もロボット分野で最も重要な存在になることを目指し、社名とした。 |
ロゴへの想い | ZMPという企業は世界中の知性が詰まった宝石箱です。 我々の知的好奇心で知性を育て、社会の好奇心を次から次へと刺激するような存在になりたい、という思いを立体的なキューブで表現しました。コーポレートカラーのレッドはZMPの情熱を表しています。 |
設立 | 2001年1月30日 |
資本金 | 1,550,906,000円 |
役員
代表取締役社長 谷口恒
取締役 今西暢子
取締役 西村明浩
取締役 景山浩二
取締役 市橋徹
沿革
2001年1月30日:人間共生型ロボットを開発する世界初のベンチャーとして、有限会社ゼットエムピー設立
2001年6月:有限会社から株式会社へ組織変更
2002年9月:東京都港区三田へ本社移転
2004年11月:東京都目黒区青葉台へ本社移転
2009年6月:東京都文京区小石川へ本社移転
株式会社ZMP代表取締役社長 谷口恒氏のプロフィール
制御機器メーカでアンチロックブレーキシステム開発に携わる。その後、商社で技術営業、ネットコンテンツ会社の起業などを経て、2001年にZMPを創業。家庭向け二足歩行ロボットや音楽ロボット開発・販売を手掛け、2008年から自動車分野へ進出。メーカーや研究機関向けに自律走行車両の提供を行う。現在、RoboCar® Minivan、RoboCar® Mini EV BusなどのRoboCar®シリーズ、AUTO TAXI®(無人走行)、物流支援ロボットCarriRo® 、宅配ロボットCarriRo® Deli、ドローンなど、様々な分野へのロボット技術の展開”Robot of Everything”戦略を進めている。
2019年3月 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、美術博士。