全自動衣類折り畳み機「laundroid」開発のセブンドリーマーズが倒産手続き

負債総額は22億5000万円

世界初の全自動衣類折り畳み機「laundroid」(ランドロイド)の開発を行なってきたseven dreamers laboratories株式会社が、破産手続きに入ったことを本日発表した。負債は2018年3月期末時点で約12億100万円。

帝国データバンクの発表によれば、laundroidの研究開発の先行投資をしてきたものの、技術的な問題の解決のために発売を延期したことが引き金となったようだ。追加出資を得るも、金型製造の追加資金が不足。2018年度中の販売もさらに延期する事態となっていた。

セブンドリーマーズは2011年2月創業、2014年7月に法人改組。最近では、2017年11月に60億円2018年9月に10億円の資金調達を行なっており、資本金は87億円(資本準備金含む)となっていた。

睡眠サポート器具「ナステント」、カーボン製ゴルフシャフト「セブンドリーマーズ」などの販売を行なう中で、世界初の全自動衣類折り畳み機「laundroid」の開発を進めていた。

子会社のセブン・ドリーマーズ・ランドロイドも負債約9億3000万円で、同日に破産手続き開始決定を受けている。

【セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社について】

セブンドリーマーズは、世の中にないモノを創り出す技術者集団です。現在では、鼻にシリコーン状のチューブを挿入して睡眠中の気道を確保させる医療デバイス「ナステント」の国内外への展開及び、毎日の衣類を「畳む」「収納する」手間から人々を解放する、世界初全自動衣類折りたたみロボット「ランドロイド」の開発を手がけています。

本 社 :東京都港区三田1-4-28
代 表 :代表取締役社長 阪根 信一
資本金 :87億円(資本準備金含む)
公式URL :www.sevendreamers.com

Startup World Cup 2018 日本代表として世界大会に参加

J-Startup企業として選出されました

同社は18年11月に、ゴルフシャフト開発を含むすべてのカーボン事業をI.S.T(本社・滋賀県大津市)に譲渡。以降は『セブンドリーマーズ』のブランド名は残したままI.S.Tが開発、販売を進め、今年3月に尾崎と1月1日から2年間の所属契約を締結したと発表した。両社の間に資本関係はなく、同社の担当者は「譲渡されて以降、カーボン事業は順調に進んでいます」と説明した。尾崎は16年から『セブンドリーマーズ』ブランドのシャフトを継続使用している。