ソフトバンクグループ2019年3月期第3四半期決算説明会のメモ

ソフトバンクはいろいろな会社がある

非常にたくさんの数の会社があって連結すべき会社51%50%を超えている場合は通常連結しますからそれを会計的な全部連結財務諸表、損益計算書という形で表現します。

売上が伸びている。特にビジョンファンド

営業利益で62%伸びた。当期純利益で52%。ということであります。 大事な数字ですけれどもしかし最も重要な数字ではないというふうに思っています。

この9カ月間で1兆8000億円を超えました。ソフトバンク創業以来最大の営業利益です。

この中で何が伸びているのかというと一言でビジョンファンドが大きく伸びたということが分かりになると思います。

100ビリオンのビジョンファンドについて

1年半前ね開始しましたビジョンファンドですねこの1年半で私が思い描いてたビジョンファンドとしてやりたいこと、だいぶ進展してきました。70社を超えました。ビジョンファンドが保有している会社ですね。 ほとんど全部AIに何らかの形で強く関わっている会社であります。

このビジョンファンドの出資の構成について初めて今日は解説をしたいと思います。
いわゆる10兆円ファンドいうことですけれども具体的なドルの表記で言いますと98.6ビリオンが
今日現在コミットされているという状況であります。さらにあと数ビリオンこれに加わる見込みが立っておりますので近々100ビリオンを超えるという予定になっています。 もともと100ビリオンをのビジョンファンドということで目指しておりましたので予定通り当初の目論みもくろみ通り100ビリオンを突破するというふうになります 。

未上場のですね。そしてアクティブに、しかも、ベンチャーの会社にですね。集中して投資。

このファンドがもし失敗した時に返済義務を負っているかと言うとそうではありません。
成果に連動して分配するという形になっています。この普通出資のところの約半分近く、これがソフトバンクグループが所有している部分。パートナーからお金を集めていますけれどもパートナーからはこの普通出資と優先出資をそれぞれ同じ比率で出資いただいております。

営業利益は減益になったのか?

今回の決算発表ではこの nvidia の株価が下がったことによってソフトバンクのグループの営業利益には連結営業利益には4000億円の赤字影響を与えております。4000億円のマイナス影響を与えたと
私はあの言い訳が嫌いな男であります。4000億円の営業利益のマイナス影響を与えたので
ソフトバンクの営業利益は減益になったのか。そうではなくて冒頭に先ほどのページで説明したとおりですね。実は62%営業利益はどの9カ月間で伸びているいうことであります。もしこの4000億円の営業利益のマイナス影響を nvidia によるマイナス影響がなければですね。62%ではなくてもっと伸びてたとという風に計算上はなりますね。

ソフトバンクグループの株主は収益をたくさんとれる

ソフトバンクグループの株主はやっぱり収益をたくさんとれる成果連動型で取れる。 ソフトバンクグループが持っているのはこの普通出資の中の約半分を持っている。さて株価が約倍になったということを申しました29億ドルから55億ドルになりました。株価が約倍になった。しかし、担保借入のところは絶対額は変わりませんね。優先出資のところは5億ドルが5億ドルのまま、7%だけ固定の配当がある。ということは成果型で儲かったもうけの大半はですね。ソフトバンクの株主がその成果をもらえるという形になっています。 ですからビジョンファンドが成功すればするほど、実質的にはもうけの6割がソフトバンクの株主がもらえると出資したお金の約3分の1以下をソフトバンクグループが出しているわけですけれども、大変大きな収益を得られるとそういう形になっているわけです
しかも。こういう形ですね nvidia のように上場した後はですね。まあ様々に保険を打ちながら
安全に改修していくというスタイルを取っているわけです。

孫正義の投資スタイル

投資してまだその大半を持っている、ということですから売るのは嫌いなんじゃないか。こういうふうによく言われますでも違います。 実はヤフーのアメリカ株価がまだ十分高いときに
全株売り終わっております。その他にも一つずつ名前は挙げませんけれども多くの会社に出資をし
開始代金、その成果を売却して回収終わっているアリババをまだ
大半打てないのはアリババがいまだにあの規模で年間40%も売り上げが伸びているという
いう状況でありますので、まだまだ伸びると思ってるから、まだ手放してないということであります
はこの9ヶ月の間でビジョンファンドで2つエグジットして、つまり代金を回収したと利益を回収した今nvidiaの事例を言いました 。 優先出資のパートナーに配分するものを配分してソフトバンクグループは2200億円を現金ですでにこの9カ月間で回収しています。9ヶ月で2200億です。1年間これから毎年続いていく中で毎年、数千億規模のお金をですね。我々は回収できるのではないかというふうに私は思っています 。

ビジョンファンドのマネージャーと資本構成

250人からアカウント次第では300人。約300人のマネージャーをビジョンファンドのために1000人のマネージャーを約300人採用しておりますこの1年半の間ですね。ロンドン、そしてアメリカ日本中国インドというようなところに、その専任の担当者が今おります。この彼らと組織を挙げて、やっておるわけですけれども我々のパートナーから、成果報酬成功報酬の2割が追加されその上、マネージメントフィーとしてその300人を雇い彼らの経費として払うのにさらにマネジメントフィーようですね。1%前後パートナーのよってボリュームによっていただいているマネジメントフィーは異なっていますけれども、1%前後もらっていると1%前後と言いましてもね。この規模でそのパーセンテージですから、大変大きな金額になると、少なくとも我々の経費をカバーするのにほぼ匹敵するぐらいのマネージメントフィリオ、いただいているんですから経費を経費はマネジメントフィーでほぼ賄えて、成功報酬をパートナーからの普通出資部分の成功報酬の2割を頂ける、こういうのがビジョンファンドの資本構成仕組み出資の構成になっているということであります。

ソフトバンクグループはもはや事業会社ではありません

今までの決算発表ではですね。ソフトバンク経系のソフトバンクの日本のですね
通信の事業業績がどうだったとヤフージャパンの授業業績はどうだったと
だから連結の売上がこうだとスプリントの売上利益がこうだから我々の連結の営業利益
経常利益ですね。どうだったというような話をいろいろと申し上げておりましたけれどもこれからはです。それぞれのそういう会社も上場会社ですから、上場会社のことは上場会社のそれぞれの独立採算で彼らが上場してますから皆さん十分体に直接意見を聞くことができるし体の資料を直接
完全開示しているわけですから直接彼らから、業績についての情報を得ていただくという形になります。ソフトバンクグループはじゃあどういう会社になったのかいうとソフトバンクグループはもはや事業会社ではありません。純粋持株会社です。純粋にグループの会社の株を所有している
そういう会社であります。そうするとソフトバンクグループの株主にとっては持っている持ち株会社として持っている株の価値、これが一体いくらなのかということがソフトバンクの株主にとっては
もう唯一ただ一つ、それのみが評価軸になる。こういうふうにステージが変わりました。ソフトバンクグループはもはや、通信事業会社ではなくて純粋持株会社である。

ソフトバンクグループは非常に小さな純粋持株会社で事業を行っていない純粋持株会社投資会社になったということであります。したがってソフトバンクの価値を表すのは複雑怪奇なバランスシートだとか複雑怪奇なキャッシュフロステートメントだとか連結のですねあるいは連結の損益計算書
実は大した意味を持たないとということであります。あくまでも所有しているそれぞれの事業会社の株式の価値、それの集合体が純粋持株会社としてのソフトバンクグループの価値なります。 ソフトバンクグループというのはグループにたくさん会社がありすぎてわけがわからないというのは、3ヶ月前までの話であります 。

有利子負債は4兆円

ソフトバンクグループの株主がその損失を被ってはならないということですから全く独立採算。
ということはですねソフトバンクグループの株主が背負っている借金。最後はですね、有利子負債は4兆円ということになります。 我々ソフトバンクグループの純粋持株会社としての財産はもはや株だけ。シンプルに言えばそういうことです。ソフトバンクグループとしては税引き後で約2兆円の現金を手に入れました。この2兆円の中からおおむね3分の1ずつ、3分の1は、借金の返済に充てます。先ほど言いましたソフトバンクグループが直接的にし返済する義務を負っているのは3.6兆円、ということを言いました。その中からさらに7000億減らすということですね 。 3.6兆円そこからさらに7000億借り入れを減らします。 さてこの4兆円いうわれわれの借り入れが持っている財産
株式に対してどのくらい安全か危険かと私も2000年の時に
インターネットバブルが弾けた後変えてさらにその後にブロードバンドの事業に大幅な
踏襲した塩苦しい思いをしました。ですから今回は
その時のいろんな学習を身につけてですねできるだけ安全運転をしたいというふうに思っています
株価ってのは下がる可能性もありますね。ですから純粋持株会社として投資を生業とするソフトバンクグループとしては攻めも、するけども安全運転で行きたいと
この安全運転をするためにはどのくらいのバランスが良いのか
多くの株主の皆さんは毎日のように株を売ったり買ったりしています
株を売ったり買ったりするのに対して借金はいくらぐらいまでだったら安全かっ
ということですね。我々は、20数パーセント35%上限としてそれ以上行くとですね
まぁちょっとハラハラドキドキするということで、35%上限数、35%ぐらいまでは安全だと
いうふうに思っています、でも、35%ギリギリでやろうと思っています。 もし株式市場が真っ逆さまになって持っている株が全部半額になったと言っても、28パーです。 まあかなり安全なんではないかということであります。ということで純粋持株会社になったソフトバンクグループはもはや投資グループである。 というふうにある意味言えるかもしれませんね。

ウォーレンバフェットと孫正義

ウォーレンバフェット、彼はキャッシュフロー型の投資です。キャッシュフローその会社のバランスシートとその会社のpl とそしてその会社のフリーキャッシュフローの数字を見てこれから5年10年
20年に渡ってどのくらいのフリーキャッシュフローが安定的に来るだろういうことを読み解いて
そしてそれを現在価値に直してその現在価値に直した時になおかつその会社の株式の価値が割高割安かということを判断して投資するフリーキャッシュフロー型の投資
このまあ真髄を言っているのがバフェットさんだろうと思います
素晴らしい投資家ですね。もう一つ最近非常に成果を上げている
投資グループというのは人間ではなくてコンピューターであります
これはアルゴリズム形でコンピューターでですね。
とにかく早く動くとこのコンピューティングのコンピュータ投資の真髄を一言で言えば
群れよりも早く動く。私に言わせれば非常にシンプルなアルゴリズムであります
上がりそうなあつったら0.1秒でも早くは先に買うと下がりそうだって言ったらとにかく真っ先に人よりも早くうるっ。非常に忙しいですね。スピード命であります。アルゴリズムはシンプルであります。群れよりも早く動く。コレ一つです。これがアルゴリズムによるコンピューターと例ですね
。コンピューターですから人間よりも素早くちゃっちゃっと細やかにちゃっちゃっちゃったってやっていきますこれがアルゴリズムによる投資ですね。ですからこのコンピュータにとってはアメリカの金利がどうなったとかあるいは彼はさがどうなったとかあるいはその会社のですね利益が今月どうだと来月どうだというのはすごく大切私はそこにはほとんど興味ないです。
それは全部ノイズだというふうに私は思っています。彼らは金田で成功するんですよバフェットさんはバフェットさんで成功するんです。 そもそもソフトバンクはビジョンファンドをつくる前から
インターネットが生まれた時からそこを中心に行っているとということであります。 ビジョンを中心に投資をするぞ。これがソフトバンクグループのあり方です。まったく新しい生き物であります 。

情報革命とAI革命

さてじゃあソフトバンクグループのビジョンといっていうのは一体どういうものかと
いうことであります。ビジョンというと非常に夢か幻かロマンのようにあやふやなよ
もののように皆さん思うかもしれません。私に言わせれば非常に明確で非常に論理的で非常に確実で
大きく仕掛ける者だというふうに思っています。ソフトバンクの40年の歴史を見ていただきたいと思います。ソフトバンクは創業以来ただ一つのことを行っているわけです。たった一つのほどを1日も変わらず行っています。また今後も感は変わらずを行うそれは何かというと情報革命をやっているわけです。情報革命の波がですね。10年に1回ぐらい大きくパラダイムシフトの波を段階を経て言っています。情報革命という何百年に一回の大きな革命いうことで言えばその中で10年に1回ぐらい
階段が着実に上がっていっています。

10年に1回ぐらいの単位で階段が上がっていってパラダイムシフトが起きました。そして今私は目の前に最も大きなパラダイムシフトが出現してきているというふうに思っています。それはAI革命であります。 情報革命の中で一番大きなパラダイムシフトこれがAI革命だというふうに思っています。ビジョンを持って理屈でもって人間なを運転する自動車にも ai が運転する自動車脳が事故を起こさないと、だから、そちらに映るんだとこうも理屈で最先端の技術に毎日触れている我々からするとですね。間違いなくそうなると断言できるわけですそう信じているわけです。そういうビジョンを持っているわけです 。 そろそろ限界なぁという人はその人の頭が限界に入ってるだけその人の頭の次に別の人がさらにも技術を革新していくわけですね。よく専門家の人がですねやもうあと3年で技術の進化は限界だといいます。 必ずこれは継続して伸びるぞということを言ってました。私は同じことが次の30年も繰り返されるというふうに思っています 。 つまりAIは人類史上これまでの人類史上最大の革命になるというふうに私は信じています。この10年間で世界の時価総額のトップ10のうちの7社はインターネット関連の企業になりました 。 たった10年前1社だったのがこの10年間でトップ10のうちの7社になった。先ほどのインターネットによるパラダイムシフトが起きた
いうのとを表現するないようになりますけれどもしかしこれからですねあっという間に ai が
その主役になるトップ10のうちの半分以上がこれから何年かのうちにですね。
ai 関連の会社になると私はそういうふうに信じています。なぜならばここからさらに100万倍になるからです。AI のコンピューティングパワー、AI の演算処理能力 AI の考える力、推論する力はここからさらに100万倍になるいうことであります 。 インターネットは世界のトップ10のうち7社
上からほぼ7社と言いましたけれどもインターネットは一体なんの産業を塗り替えたのかと
いうと広告産業を塗り替えたわけです。facebook だとか google だとか yahoo だとか
これみんな広告を塗り替えてビジネスモデルとして奪い取ったんですね。 従来型の小売産業から
奪い奪ったとこれが e コマースということで成功してるわけですね 。 平たく言えばこの2つだけなんです。広告産業と小売産業これを再定義したのがインターネットです
でも AI はですね。それにとどまらずね先ほどの自動車産業、乗り物の産業だとか、医薬品の産業だとかですね。あるいはもっと広く健康産業建設産業不動産産業ありとあらゆる産業をこれから再定義していくとはるかねーそのインパクトがでかいんですね。 大変大きな最大の革命が起きパラダイムシフトが起きると人類史上初めて人間の脳細胞の働きよりも強力な働きをする ai というものを人間が作り出したわけです。彼らは自分で学習していくんです 。 約20年間で1兆円分投資したわけです
20兆円稼いだわけです。 何のため生まれてきたのかと個人で使えるお金はもう十分あるこれ以上使い切れないそうそう残りの人生は何のためにあるのかと生まれてきた価値を僕は追い求めているわけですね。それは何かというと情報革命人々に幸せになってもらいたい。私は心の底からそう思ってるんです。繰り返しこのことばっかり言ってるようですがしつこいと言われそうですがまあ20代の理解者始めて間もない時に3年半入院して生きるか死ぬかとその時ねー
人々の笑顔が見たいとそのために生まれたんだっそのそれを見れば自分は幸せになれる
いうことで人生を残りの人生をかけようと思ったわけですね。情報革命1本です何のためか人々に幸せになってもらいたい。ai 革命はなのためが人々に幸せになってもらうためです。ヒューマンセントリックなai 革命これを同じ ai 革命でも我々は成し遂げたい。一言で今日の話をまとめます 。