ゼブラ企業とは?ユニコーンとの違いを見てみる

ゼブラ企業 企業分析

ゼブラ企業とは

シリコンバレーをはじめとするスタートアップ業界で言われます。シマウマのこと。ユニコーン企業と比較されます。ゼブラは持続可能な繁栄や他社との共存を重視します。日本では一見ホワイトそうなのに、実はブラックな部署がある会社をゼブラと呼ぶことがありますが、ここでいうゼブラ企業とは意味が違います。ユニコーン企業と比較して、自社の成長を第一の優先順位とするのではなく、より良い社会の形成に寄与することを第一とします。ユニコーンでは、得てして、成長・利益が目的とされるのに対して、ゼブラ企業は、持続可能な範囲での成長を追求しているのです。

ユニコーン企業とは

評価額10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業を指します。つまり、「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業のことです。ユニコーンは一角獣とも呼ばれる、伝説の幻獣です。ユニコーン企業という言葉が使われはじめたのは、2013年頃のことです。急成長し、ときに独占的な地位を築きます。資金調達を繰り返して急拡大していくイメージが強いです。上場を果たした企業は、ユニコーン企業としての条件から外れます。日本にはユニコーン企業が少ないです。

日本のユニコーン企業

プリファード・ネットワークス(Preferred Networks)

「プリファード・ネットワークス(Preferred Netwaorks)」は、AIのディープラーニングによって制御技術の開発をおこなう企業です。

TBM

石灰石を使い、買い物袋などのプラスチック代替素材を開発をおこなう企業です。

中国のユニコーン企業

アント・フィナンシャル(螞蟻金服)

B2Bマーケットのプラットフォームを世界中で展開する、中国のIT企業「アリババ・グループ(阿里巴巴集団)」の金融関連会社です。モバイルによるオンライン決済などの事業を広く行なっており、中国では個人商店や露店にまで2次元バーコードによるキャッシュレス決済が浸透しています。

ディディチューシン(滴滴出行

「ディディチューシン(滴滴出行)」は、配車アプリを通じてライドシェアサービスを提供している企業です。